「エンディングノートを書いておいた方がいいのは分かるけれど、何を書けばいいの?」
「遺言書とは何が違うの?」
「どこから手をつければいいか分からない…」
最近、50〜70代を中心にエンディングノートのニーズが急増しています。
また、家族に迷惑をかけたくないという想いで、40代・30代から準備を始める人も増えています。
この記事では、
を、初心者向けにやさしく解説します。
エンディングノートとは、
もしもの時に、自分自身の希望や情報を家族に伝えるためのノートです。
書類やデータの整理・医療の希望・財産情報・連絡先などをまとめておくことで、
といったメリットがあります。
| 項目 | エンディングノート | 遺言書 |
|---|---|---|
| 法的効力 | なし(希望を書き残すもの) | あり(財産の分け方を法的に確定させる) |
| 書き方ルール | 自由 | 厳格なルールあり(自筆/公正証書) |
| 書く内容 | 人生・医療・葬儀・財産メモ・連絡先など幅広い | 相続・財産の分配に限定 |
簡単に言うと、
エンディングノート=気持ち・情報の整理
遺言書=法的に有効な財産の指図
という違いです。
エンディングノートは自由形式ですが、
最低限書いておくべき内容は大きく次の6つです。
これらが書かれているだけで、
家族が「どこから手をつけていいか分からない」という状態を避けられます。
エンディングノートを作るときの、おすすめの章立てテンプレです。
Wordや紙のノートでもそのまま使えます。
第1章 基本情報(プロフィール・家族) 第2章 医療と介護の希望 第3章 財産リスト(資産・負債) 第4章 不動産・保険・年金 第5章 銀行・証券口座の情報 第6章 デジタル情報(ID・パスワード) 第7章 葬儀・お墓の希望 第8章 ペットについての情報 第9章 連絡してほしい人のリスト 第10章 家族へのメッセージ
それぞれ、もう少し具体的に解説します。
例文:
私は〇〇県〇〇市に住む〇〇〇〇です。 緊急時は、私の家族(妻〇〇、長男〇〇)に連絡をお願いします。
エンディングノートでも特に重要な部分です。
例文:
延命治療については、回復の見込みが低い場合には、できるだけ自然に任せたいと考えています。
※金額まで書かなくても、「どこに何があるか」だけでも家族の負担が激減します。
PayPay・楽天Payなど、
近年はスマホ決済・電子マネーも相続の対象になるため忘れがちです。
一番トラブルになりやすいパートです。
※パスワードを直接書くのが不安な場合は、
「保管場所だけ書く」「パスワード管理アプリ」などの方法もあります。
例文:
私の葬儀は、近い家族だけで静かに見送ってほしいです。 お墓は、〇〇寺の先祖代々の墓に納めてください。
家族が「誰に知らせるべきか」で迷うことが非常に多い項目です。
電話番号・メール・SNSアカウントもメモしておくと安心です。
最後に、自分の言葉で感謝や想いを書き残す章です。
形式は自由で、長くても短くても構いません。
例文:
いつも支えてくれてありがとう。 あなたたちが幸せでいられることが、私にとって一番の願いです。
| 形式 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 紙(市販ノート) | 手軽、自由に書ける、家族が見つけやすい | 紛失・劣化のリスク、更新が面倒 |
| デジタル(アプリ・Word) | 更新しやすい、複数バックアップが可能 | パスワード管理や機器故障のリスク |
結論:紙+デジタルの併用が最強
という組み合わせがおすすめです。
エンディングノートには法的効力がありません。
財産の分け方を指定したい場合は、遺言書(公正証書遺言)を使う必要があります。
書く場合は紙・デジタルの保管場所を分ける、
封筒に入れて封印するなどの工夫が必要です。
どれだけ立派なノートを書いても、
家族が見つけられないと意味がありません。
一般的には、
などに置くケースが多いです。
エンディングノートは、
法律文書というより「自分の人生の引き継ぎ資料」です。
エンディングノートを書くことで、
という大きなメリットがあります。
完璧でなくてOK。書けるところから1ページずつ書き始めるのがコツです。